予防治療
予防治療について

歯科医院は、歯が痛くなってから通うものと思われがちですが、そうではありません。
悪化すると歯の寿命に影響すると思われる状態を止めたり、遅らせたり、予防をするために通っていただき、なるべく痛い思いをしなくて済むように、年を取っても、できるだけ多くの自分の歯で食事ができるようにお手伝いするのが、歯科医院の役割と考えています。
歯科医院は悪くなってから通うところではありません。
年齢を重ねても、ご自分の歯で食事ができるように、ご自分の歯の健康を保つお手伝いをする場所なのです。
当院では、歯科医や歯科衛生士の指導に基づいたセルフケアを患者様に行っていただきながら、定期的なプロによるケア(PMTC~プロフェッショナルケア)で、フォローアップすることで、健康な歯とお口の状態を保てるようにします。
小児歯科における予防治療
大切なお子様の歯を管理することは、赤ちゃんの時から始まっています。
小さい頃に、歯科医院で苦労された保護者様は、お子様に同じような思いをさせたくないとお考えになると思いますし、むし歯がなく過ごされた保護者様は、同じように歯科医院の苦労を知らずに過ごさせたいとお考えになっているでしょう。
特に重要なのは、1歳半から3歳くらいの、“感染の窓”と呼ばれる時期に、大量のむし歯菌に暴露されないことです。この時期の対処で、将来むし歯になるリスクを大幅に下げることができます。
むし歯や歯周病は細菌感染ですので、感染の窓の時期以降、定期的なメインテナンスを行うことで、リスクが低い状態を維持できますので、お子様の大事な歯を守るためにも、なるべく早く歯科医院に慣れ、簡単な予防処置のみで済む状態を、継続して通うことで維持していただくことが、重要なのです。
歯周病治療
歯周病治療について

“歯周病”は、歯周病菌の感染により、歯肉に炎症を起こしたり、進行すると歯を支える骨が壊されたりする病気です。
歯周病には、さまざまな種類が存在します。
症状や状態によって、特徴や進行度合い、治療方法が異なりますので、症状が深刻になる前に、歯周病の原因となる歯垢や歯石を、溜めたり、増やしたり、しないようにすることが重要です。
歯茎に腫れがみられる段階は、歯肉炎と呼ばれます。思春期を迎えたお子様は、ホルモンバランスの崩れによって、歯茎が腫れる場合があります。歯肉炎の状態を放置してしまうと、歯周病に移行してしまうケースもあるので、要注意です。
軽度の症状であれば、日々のブラッシングや歯間ブラシ、デンタルフロスのケアを、ご自宅で行いながら、当院で丁寧に歯石除去を行うことで、改善されていくこともありますので、普段のケアから進行を阻止するよう、予防を心がけるようにしましょう。
歯周病予防の方法
歯周病の治療が終了した後も、適切にプラークコントロールを行い、メインテナンスを続けていくことが、大切です。
これを怠ると、またプラークや歯石が溜まり、歯周病を再発させてしまうことになります。
毎日のブラッシングや定期検診を欠かさないようにして、お口の中の環境を良好な状態に保つことが、予防につながります。